
今年のBioJapan2025は、疾患別・モダリティ別トレンドが熱く、アカデミアと製薬企業のマッチングが加速。中国・インド系企業の出展減少が目立つ一方、日本勢の地道な取り組みが光った3日間でした。はっぴょん不在の寂しさも…!
今年もやってきました、バイオ業界の一大イベント「BioJapan2025」。パシフィコ横浜にて10月8日〜10日の3日間開催され、アカデミア、スタートアップ、バイオベンチャー、インキュベーター、インベスター、製薬会社、そしてCRO・CDMOまでが一堂に会する、まさに“創薬の祭典”です。
私は今年もデータコンサル・マーケッターとして、バイ側・セル側双方のマッチング支援に奔走。疾患別・モダリティ別のトレンド分析や、成功するピッチの虎の巻を惜しげなく披露しながら、未来のディールを見極めるべく会場を駆け回りました。
◇今年の注目ポイント①:疾患別・モダリティ別トレンド
今年の展示・プレゼンテーションでは、オンコロジーと希少疾患が依然として主役。特に細胞治療(Cell Therapy)やmRNA技術を活用した新規パイプラインが目立ち、米国・欧州勢に加え、日本のアカデミア発スタートアップも存在感を示していました。
また、AI創薬や量子コンピューティングをテーマにしたセミナーも盛況。産総研の「AIと量子コンピューティングが拓く生命工学のパラダイムシフト」は、技術革新と創薬の融合を象徴する内容で、立ち見が出てましたね。
◇今年の注目ポイント②:インベストメントフォーラム初開催
今年初開催となったインベストメントフォーラムでは、国内外のVCや金融機関が集結。武田薬品の寺尾氏による「Biotech Investment Excellence」セッションでは、スタートアップ成功のための多角的戦略が語られ、資金調達に悩むベンチャーにとっては貴重なヒントが満載でした。
◇今年の注目ポイント③:中国・インド系企業の出展減少
昨年まで勢いのあった中国・インド系企業の出展が、今年は目に見えて減少。特に中国は、経済減速の影響が如実に現れている印象。臨床試験数では米国を追い抜く勢いだっただけに、海外展開の停滞は少し寂しいところ。
一方、日本勢は地道に頑張っており、インキュベーション施設や官学連携のブースも充実。物理的支援やグラント情報を求める来場者で賑わっていました。
◇今年の注目ポイント④:はっぴょん不在の衝撃

そして個人的に一番ショックだったのが、弁理士会のマスコットキャラクター「はっぴょん」不在問題。去年は会場で元気に跳ねていたのに、今年は大阪万博に出張中とのことで、パシフィコ横浜には現れず…。弁理士会のブースには小さなぬいぐるみが飾られていましたが、「売ってください」とお願いしたら、やんわり断られてしまいました(笑)。
はっぴょんの不在が入場者数に影響したかどうかは定かではありませんが、少なくとも私のテンションには影響大でした。
総括:ディールの場としてのBioJapan
今年もBioJapanは、ディール獲得の場として機能していました。ターゲティングが明確な企業・アカデミアは、すでに買い手・売り手と具体的な交渉に入っており、私のような支援者は“また後日!”と軽くあしらわれる場面も(笑)。
しかし、これからディールを狙う層にとっては、疾患別・モダリティ別のトレンドや2025年以降の戦略に関する情報は非常に有益。私自身も、いくつかビジネスにつながりそうな話をいただき、実りある3日間となりました。
来年はぜひ、はっぴょんも戻ってきてほしい!そして、もっと多くの国・企業が参加し、創薬の未来を加速させる場になることを期待しています。