2025年10月7日、Precedence Researchの最新レポートによると、世界の製薬市場は今後10年間で急速な成長を遂げ、2034年には3兆300億ドル(約500兆円)規模に達する見通しが示されました。 現在の市場規模は1兆7700億ドルで、2024年からの年平均成長率(CAGR)は6.15%と予測されていますが、特にアジア太平洋地域が最も高い成長率を示すとされ(^^)good news! 本件ニュースの発信元である北米は依然として最大の市場シェア(42%)を保持しているということが述べられています。 主なトレンドと注目点: この成長の背景には、慢性疾患の増加、医療アクセスの拡大、革新的治療法への需要の高まりがあります。製薬企業は、研究開発投資の強化とともに、デジタル技術やAIの活用による効率化を進めているというのは以前の私の記事でも言及している通りです。 読者の皆様のように戦略的視点を持つマーケターにとって、こうしたマクロトレンドは事業開発や市場参入戦略の重要な指針となるでしょう。特にアジア市場の成長は、今後のパートナーシップや製品展開の好機を示唆しています! ということで、クイックニュースでした!
「読解って、結局センスじゃない?」そんなふうに思っていた時期が、私にはありました。英語の長文を前にすると、目が滑る。単語はわからない、文構造は複雑、設問の意図もつかめない。TOEFLのリーディングセクションは、まさに“苦行”でした。でも、今振り返ると、読解力こそがTOEFL攻略の鍵だったと思います。今回は、私がTOEFL ITP 400点台から大学院合格(ITP 550点)に至るまで、読解力をどう鍛え、どうスコアアップにつなげたかを、実体験を交えてお話しします。 ◇「読めない」から始まったTOEFLの壁 TOEFLのリーディングセクションは、アカデミックな文章が中心。生物学、歴史、地質学、芸術論など、専門的なトピックが並びます。英語力以前に、内容が難しい。しかも制限時間内に複数の文章を読み、設問に答えなければならない。私が最初に受けたTOEFLでは、読解セクションの正答率は半分以下。設問の意味すらわからず、選択肢を「なんとなく」で選んでいたのが現実でした。 ◇読解力は「単語力」×「構文理解」×「量」 読解力を鍛えるには、いくつかの要素があります。私が特に意識したのは以下の3つ: ◇読解力は「ビジネス英語力」にも直結する 読解力を鍛えたことで、TOEFLのスコアが伸びただけでなく、私のこれまでの各業界での英語を使う仕事にも大きな影響を与えています。現在在籍している製薬業界でのマーケティング活動では、日々の業務の中で英語の論文や海外の調査レポートを読む機会が多くあります。以前は「読むのが苦痛」だったのが、今では「読むことで情報を得る楽しさ」に変わりました。また、読解力がつくと、英語のプレゼン資料やメールの理解も速くなり、意思決定のスピードが上がるという副次的な効果もあります。 ◇TOEFL読解の「コツ」:私が実践した5つの方法 TOEFLの読解セクションに特化して、私が実践した具体的なコツを紹介します: ◇読解力は「年齢に関係なく」伸ばせる50代になってからの英語学習は、確かに若い頃よりも時間がかかります。でも、経験と集中力がある分、理解の深さはむしろ増していると感じます。読解力は、年齢に関係なく伸ばせる力。むしろ、人生経験があるからこそ、文章の背景や文脈を深く読み取れるのかもしれません。 ~まとめ:読む力は、英語力の「土台」!~ TOEFLの読解セクションは、単なる試験対策ではなく、英語力そのものを底上げするチャンスです。単語力、構文理解、読む量——これらを意識して積み重ねることで、確実に「読む力」は伸びていきます。そしてその力は、留学後の学術的な読解、ビジネスでの情報収集、さらには日常の英語コミュニケーションにもつながっていきます。「読む力」は、英語力の土台。よく学生時に読んでいたのが、英語の横に和訳がついている 次回Vol.4では、TOEFLスピーキングで差をつける「表現力」について、私が実践したフレーズや練習法を紹介します。英語で「話す」ことに苦手意識がある方、ぜひご期待ください! ☆☆☆☆☆☆☆☆...
どうも。Media50s管理人です。今日は、OpenAIによるAI金融アプリ「Roi」の買収というニュースを目にし。AIが金融業界をはじめとする産業構造をどう変えていくのか、そして私たちマーケターがこの変化の中でどう立ち回るべきかについてざっくり考察してみたいと思いまして。ざっくりなんで、またじっくり考えますが、結構インパクトあるニュースだなぁと。 ◇OpenAIによるRoi買収が示す未来の金融像 2025年10月、OpenAIがニューヨーク発のAI金融アプリ「Roi」を買収しました。Roiは、株式、暗号資産、DeFi、不動産、NFTなど多様な金融資産を一元管理し、AIによるパーソナライズされた投資支援を提供するアプリでした。この買収は、OpenAIが進める「パーソナライゼーション×ライフマネジメント」戦略の一環であり、ChatGPTを単なる汎用AIから、より専門性の高い「デジタル執事」へと進化させる布石といえるでしょう。 Roiの特徴は、ユーザーの職業や性格に応じて、AIが投資アドバイスの語り口や内容を変える点にありました。たとえば、Gen-Z向けには「煽り口調」でポートフォリオの状況を伝えるなど、まるで人間のようなコミュニケーションを実現していました。このような技術がOpenAIに実装されることで、金融分野におけるAIの活用は一気に加速することが予想されます。 ◇日本におけるロボアドバイザーの進化と人材の再配置 日本でもすでに、私もお世話になっている(笑)ウェルスナビやTHEO、FOLIOなどのロボアドバイザーが登場し、個人資産の運用をAIが担う時代が皆様もご存じの通りすでに始まっています。企業向けにはMoneytreeやZaimが経費管理や資産分析を支援し、国レベルでは財務省がAIによる予算分析を試験導入するなど、AIの浸透は広範囲に及びます。この流れの中で、従来のファンドマネージャーやアナリストの役割は大きく変わり、レイオフや再配置が進んでいます。私自身、かつて投資運用会社で資産運用ロボットのUI設計に携わった経験がありますが、そのビジネスは買収され、消えてしまいました。そして私自身も合わせてその会社から消えました。まさに、技術革新の波に飲まれた一例です。(笑) ◇金融×AI×マーケティングの融合がもたらす覇権構造 OpenAIがRoiを買収した背景には、金融分野でのマネタイズ強化があります。ChatGPTがユーザーの資産状況を把握し、適切な投資アドバイスを提供するようになれば、サブスクリプションモデルや取引手数料など新たな収益源が生まれます。 さらに、OpenAIはPulse(パーソナライズニュース)やInstant Checkout(アプリ内決済)など、消費者向けサービスを次々と展開しており、TikTokのトランプ政権主導による買収の動きともシンクロするように、米国と米国企業による金融、ソーシャルメディア、マーケティング、営業支援を統合した「AI覇権構造」が形成されつつありますと私は戦々恐々としています。どうするんだジャパンとジャパニーズ企業。この動きに伍していかないと、失われた30年どころの騒ぎではないと。。。と、この記事を書きながら・・・なんかNVIDIAと富士通、NEC?かなんかが動きありましたね。また別途書きます。頑張れ日本企業! この構造は、関税の影響を受ける製造業や、私が所属する製薬業界にも間違いなく波及することでしょう。わかりやすいところで、例えば医薬品の価格設定や流通最適化、営業支援にAIが導入されれば(もうされている)、従来の業務プロセスは根本から変わります。 ◇マーケターがとるべき3つの指針 ということで。このような変化の中で、私たちマーケターは何をすべきでしょうか。以下に、今後の指針を3つ提案します。 ①「AIリテラシー」を武器にするAIの仕組みや限界を理解し、どの業務にどう活用できるかを見極める力が求められます。単なるツールとして使うのではなく、戦略設計の段階からAIを組み込む視点が必要です。 ②「パーソナライゼーション」を極めるRoiのように、ユーザーの性格や文脈に応じたコミュニケーションが可能になる時代です。マーケティングも「誰に、どんな語り口で、どんなタイミングで届けるか」がますます重要になります。 ③「産業横断型の視点」を持つ金融、製薬、広告、教育など、業界を超えてAIが再構築を進めています。自分の業界だけでなく、他業界の動向をキャッチアップし、応用できる視点を持つことが、次のキャリアの鍵になります。 ◇50代マーケターとしての覚悟と希望...
こちらがご依頼の内容をもとに構成した、約4000文字の記事です。タイトルとともに、製薬業界のトレンドを数字とともにわかりやすく、フレンドリーな語り口でまとめました。 肥満症薬で世界を席巻するノボノルディスクとイーライリリー──2030年、製薬業界の頂点に立つのは? デンマークのノボノルディスクと米国のイーライリリー。この2社が開発・販売するGLP-1受容体作動薬は、肥満症治療の新たなスタンダードとして世界中で爆発的な人気を誇っています。筆者自身もノボ社の経口GLP-1薬「リベルサス」にお世話になった経験があり、その効果と利便性には感銘を受けました。 かつて筆者が在籍していたフランスのサノフィでは、2型糖尿病治療薬の拡販に従事していましたが、当時はインスリン注射の適応拡大に注力しており、肥満症市場には積極的に参入していない印象でした。マーケティングとセールスのプロとしては、なぜこの成長市場に踏み込まないのかと歯がゆい思いを抱いたものです。 そんな中、ノボとリリーは見事に時流を捉え、戦略的な製品ポートフォリオを構築。肥満症と糖尿病という巨大市場で圧倒的な存在感を示しています。両社の躍進は、製薬業界の構造そのものを変えるインパクトを持っていると言えるでしょう。 ◇2030年、売上高で世界トップへ Evaluate Pharmaの最新予測によると、2030年にはイーライリリーが世界最大の処方薬メーカーとなり、売上高は1,130億ドル(約17兆円)に達する見込みです。ノボノルディスクもそれに続き、840億ドル(約12.6兆円)と、現在の製薬業界トップ企業を大きく上回る成長を遂げると予測されています。 この成長を牽引するのが、両社のGLP-1薬です。2030年にはGLP-1関連薬が全処方薬売上の約9%を占めるとされており、まさに「カテゴリーを超えた存在」となっています。 イーライリリーの「モウンジャロ」は2030年に360億ドルの売上で世界一の薬剤となる見込みで、肥満症薬「ゼップバウンド」も255億ドルで第3位にランクインすると予測されています。一方、ノボノルディスクの「オゼンピック」は244億ドル、「ウゴービ」は181億ドル、次世代肥満症薬「カグリセマ」は152億ドルと、いずれもトップ10入りを果たす見通しです。 ◇GLP-1薬の市場規模は驚異の4700億ドルへ I-MAKのレポートによれば、ノボとリリーの5つのGLP-1薬(オゼンピック、ウゴービ、リベルサス、ゼップバウンド、モウンジャロ)は、2030年までに累計4,700億ドル(約70兆円)もの売上を生み出すと推定されています。これは、過去20年間のベストセラー薬を凌駕する規模であり、GLP-1薬がいかに市場を席巻しているかを物語っています。 ゼップバウンドは発売から5年間で660億ドルを稼ぐとされており、これはプロザック(40億ドル)やバイアグラ(70億ドル)を大きく上回る数字です。GLP-1薬は、もはや「肥満症治療薬」という枠を超え、心血管疾患や腎疾患など多領域への適応拡大も進んでいます。 ◇ノボノルディスクに訪れた試練──急成長の代償 こうした華々しい成長の裏で、ノボノルディスクは大きな試練にも直面しています。2021年に「ウゴービ」の成功で欧州最大の企業となったノボですが、米国市場での激しい競争や後発品の登場により、2024年6月のピークから、今年2025年8月までの時価総額の下落幅は4,000億ドル以上に達しています。 トムソン・ロイター社の記事によると、デンマークのカルンボーでは、ノボの工場建設ラッシュにより街が活気づいていますが、同時に5,000人規模の国内人員削減が予定されており、地元経済への影響が懸念されているらしく、副市長のティナ・ベック=ニルソン氏は「建設が終わった後、これらの家がゴーストハウスにならないか心配です」と語っているそうです。 ノボはグローバルで9,000人の人員削減を計画しており、その半数以上がデンマーク国内です。新CEOのもと、事業構造の再編と意思決定の迅速化を進め、糖尿病と肥満症領域へのリソース集中を図るとしています。...
OpenAIが開発する動画生成AIモデル「Sora 2」が、ついにスタンドアロンアプリとして登場する準備を進めていることが、WIREDの報道により明らかになりました。このアプリは、TikTokに似た縦型動画フィードとスワイプ操作によるナビゲーションを備えており、最大の特徴は「すべてのコンテンツがAIによって生成される」という点です。 ユーザーは最大10秒の動画を生成でき、いいね・コメント・リミックスなどのインタラクションも可能。さらに、自身の肖像を使った動画生成や、他者によるタグ付け通知など、個人のアイデンティティ管理にも配慮された設計となっています。 この「Sora 2」の登場は、単なる動画生成ツールの進化にとどまらず、マーケティングの在り方そのものに大きな問いを投げかけています。 AIがマーケティングの「前提」を変えてしまった これまでのマーケティングは、ターゲット設定、コンテンツ制作、チャネル選定、効果測定といったプロセスを人間の経験と勘に頼って進めてきました。しかし、生成AIの登場により、これらのプロセスは根本から再構築されつつあります。 たとえばB2B領域では、AIが市場データを解析し、最適なターゲット企業や意思決定者を特定。パーソナライズされたメールや提案書を自動生成することで、営業効率を劇的に向上させています。 一方B2Cでは、レコメンデーションエンジンがユーザーの行動履歴や嗜好をもとに、最適な商品やコンテンツを提示。SEOやSEMの領域でも、AIが検索トレンドを予測し、キーワード設計や広告文の最適化をリアルタイムで行うようになりました。 もはや「AIなしのマーケティング」は、過去のものになりつつあります。 Sora 2が示す「次の波」:AI×エンタメ×SNS Sora 2のアプリは、TikTokライクなUIを持ちながら、すべての動画がAI生成という点で、既存のSNSとは一線を画しています。ユーザーは自分のアイデアをテキストで入力するだけで、映画的なカメラワークやリアルな物理シミュレーションを伴った動画を生成できるのです。 このような「AIによる創造性の民主化」は、マーケティングにも新たな可能性をもたらします。企業は、従来の制作コストや時間をかけずに、AIを活用して短尺動画や広告素材を量産できるようになります。しかも、ユーザーの反応に応じて即座にリミックスや再生成が可能。まさに「リアルタイム・マーケティング」の実現です。 また、Sora 2のようなAI動画SNSが普及すれば、インフルエンサーやUGC(ユーザー生成コンテンツ)の定義も変わってくるでしょう。人間が出演しなくても、AIが生成したキャラクターやストーリーが「バズる」時代が到来するかもしれません。...
今回は、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)が発表した「創薬ベンチャーエコシステム強化事業(創薬ベンチャー公募)」第11回の公募について、少し熱く語らせていただきます。 実は昨日、AMEDからこの公募に関するリリースが出されました。創薬ベンチャーの支援を目的としたこの事業は、非臨床試験から第2相臨床試験までの段階にある企業を対象に、認定ベンチャーキャピタル(VC)による出資を条件に補助金を交付するというものです。海外展開も視野に入れた支援内容となっており、外国法人の日本子会社も対象になるなど、グローバル志向の企業にとっては大きなチャンスです。 創薬ベンチャー、なぜ日本では育ちにくい? 私自身、創薬という言葉に触れたのは製薬系のニュースやメディアを通じてでしたが、米国や中国、韓国の動向を見ていると、日本の立ち位置に危機感を覚えます。米国では、創薬ベンチャーが次々と革新的な治療薬を生み出し、ライセンスアウトによって巨額の契約を結んでいます。 たとえば、2023年には米Nimbus Therapeuticsが武田薬品にライセンスアウトしたTYK2阻害剤が、最大60億ドル規模の契約となりました。これはもう、桁違いのスケールです。 一方、日本では創薬ベンチャーの資金調達環境が厳しく、VCの数も限られています。大学発ベンチャーや研究機関との連携も進んではいますが、米国のようにエコシステムが成熟しているとは言い難いのが現状です。 だからこそ、今回のAMEDの取り組みは本当に応援したいです。もっともっと!と声を大にして言いたいくらいです。 ◇世界のライセンスイン・ライセンスアウト事情 製薬業界では、近年自社研究開発から外部技術の導入へとシフトが進んでいます。特にMEGAファーマと呼ばれる大手製薬企業は、創薬ベンチャーからのライセンスインを積極的に行っています。これは、開発リスクを分散し、スピード感を持って市場投入するための戦略です。 以下は、最近の主なライセンス契約の例です: これらの契約は、創薬ベンチャーの成長を加速させると同時に、大手企業のパイプライン強化にも貢献しています。日本企業もこの流れに乗るべきですが、現状ではライセンスインの件数も規模も海外に比べて見劣りしてしまいます。 ◇アジアの台頭:中国・韓国の創薬ベンチャー事情 中国では、政府主導で創薬ベンチャー支援が進んでおり、香港や上海の証券市場ではバイオ企業の上場が相次いでいます。韓国も同様に、国家戦略としてバイオ産業を育成しており、Samsung BiologicsやCelltrionなどが世界市場で存在感を示しています。 それに比べて日本はどうでしょうか。正直なところ、「失われた30年」の延長線上にあるように感じてしまいます。自動車産業は海外企業に買収され、家電は衰退し、製造業全体が秋風にさらされている中で、製薬業界だけはその波に飲まれないよう、創薬ベンチャーの育成に本気で取り組む必要があると思います。 ◇AMEDの公募が意味するもの...
動詞の時制って、中学英語の最初に習ったよなぁ… be動詞の現在形・過去形、一般動詞の三単現のs、そして不規則動詞の変化表をノートにびっしり書いて、テスト前に暗記したあの頃。あれからもう40年近く経ったなんて、ちょっと感慨深いです。 そこから高校大学を出て、大学院への留学を決意するまでに10年以上。結局英語はまったく伸びず苦手なまま。大学のクラスでは英語の成績はビリ。今思えば、大学まで私は一体何をしていたんだろう…と苦笑いしか出ません。まぁ、日本の大学だったし、英語を使う機会なんてほとんどなかったですしね。 そして50代になった現在。英語の「動詞の時制」と「不規則変化」は、今でも日常のビジネス会話で頻繁に登場します。過去・現在・未来の時制がごちゃ混ぜになってしまって、「あー、今の話、相手にちゃんと伝わったかな…」と反省することもしょっちゅう。でも、会話を止めたくないから、そのまま話し続けてしまう。そんな自分に「あーまたやっちゃったな」と思いながらも、少しずつでも改善していこうと、初心に帰りVol.2を書いています。 ◇英語の「動詞の時制」とは? 英語の動詞は、時制によって形が変わります。基本は以下の3つ: さらに、完了形や進行形なども加わると、時制のバリエーションは一気に広がります。 TOEFLやTOEICでは、これらの時制の使い分けが頻繁に問われます。特に完了形は、時制の感覚が日本語と異なるため、苦手意識を持つ人も多いのではないでしょうか。 ◇不規則動詞の変化:覚えるしかないけど、覚え方はある! 英語の動詞には、規則的に変化するもの(play → played → played)と、不規則に変化するものがあります。以下は代表的な不規則動詞の例: これらは、暗記するしかない…というのが正直なところ。でも、覚え方のコツはあります: ◇TOFLEのライティング・スピーキングでは時制は超重要!あたりまえですが改めて。 TOEFLのライティングやスピーキングでは、時制の使い分けが評価に直結します。私も最初は、過去の話を現在形で書いてしまったり、未来の予定を過去形で話してしまったり…。英語クラス単位取得の条件付きで大学院のゼミと並行して受けていたESLの先生に「時制がバラバラでわけわかんない」と言われたこともありました。(笑)...
これからも第一線で活躍し続けたいと願う50代のマーケティングプロフェッショナルの皆さんへ。今回は、急速に進化するB2Bマーケティングの現状と、私たちがどうキャリアを進化させていけるかについて、フレンドリーに、そして実践的にお話ししたいと思います。 ◇B2Bマーケティングの「役割」が変わった! 2025年現在、B2Bマーケティングはもはや「広告を打つ」「展示会に出る」といった従来型の業務にとどまりません。マーケティングは戦略の中心に位置づけられ、営業や経営と密接に連携しながら、企業の「成長(Growth)」を牽引する存在へと進化しています。 『マーケティング・ウィーク』誌の調査によると、450人のB2Bマーケターのうち10%以上が「マーケティング責任者」役職の新設を経験し、6.2%がCMO(最高マーケティング責任者)に任命されたと回答。さらに、チーフ・グロース・オフィサー(4%)、チーフ・レベニュー・オフィサー(3.7%)、チーフ・カスタマー・オフィサー(2.5%)など、マーケティングの枠を超えた役職が増加しています。 この変化は、大企業だけでなく中小企業にも波及しており、特に大企業ではCMOの任命が積極的に進められているようです。 ◇AIとテクノロジーがマーケティングの「武器」に では、なぜここまでマーケティングの役割が変化しているのでしょうか?その答えは、AIとテクノロジーの進化にあります。 2025年のB2Bマーケティングでは、以下のようなトレンドが注目されています: これらのトレンドは、マーケティングが単なる「伝える」役割から、「つなげる」「育てる」役割へと変化していることを示しています。 ◇50代マーケターが「進化」するための3つの視点 では、私たち50代のマーケティングプロフェッショナルが、この変化の波にどう乗っていけばよいのでしょうか?以下の3つの視点がカギになります。 1. 経験を「戦略」に昇華させる 50代のマーケターは、豊富な経験と業界知識を持っています。これは、AIには真似できない「人間の洞察力」です。これまでの経験を、戦略立案や経営層との対話に活かすことで、CMOやチーフ・グロース・オフィサーといった役職へのステップアップが可能になります。 2. AIとテクノロジーを「使いこなす」 AIは脅威ではなく、味方です。例えば、顧客データの分析やコンテンツの自動生成、SNSの効果測定など、AIを活用することで業務効率は飛躍的に向上します。まずはChatGPTやMAツールなど、身近なところから触れてみましょう。...
「Mediaを複数形にするとMedias?」 マーケティングの現場で、そんなふうに口にしてしまったこと、ありませんか?私はあります。しかも何度も。 Mediumの複数形はMedia。これは英語の名詞の不規則変化の一例ですが、純ジャパニーズの私には、なかなか身体に染みつかない。帰国子女でもなく、英語圏育ちでもない。大学院だけニューヨークに行った私にとって、英語を「知識」ではなく「習慣」にするまでが長い道のりで、50代の今でも格闘しています。 今回は、そんな私のTOEFLスコアアップの奮闘記とともに、英語の名詞の不規則変化について、読者の皆さんと一緒に学んでいきたいと思います。今後もこの特集では、文法、読解、語彙など、TOEFL得点UPのポイントをシリーズで紹介していきます。 ~TOFLE400点台からの挑戦~ 大学卒業後、就職氷河期の真っ只中。法学部出身だった私は、ロースクールも考えましたが、学費や入学条件の高さに断念。調理師免許を持っていたので、居酒屋でのんびり働こうかとも思いましたが、幸いWEB制作でいくつか個人で仕事をもらっていたので、就職せずに個人事業者として業務委託のWEB制作仕事をしていました。その縁で、クライアントのうちの一社に契約社員として滑り込み・・・ようやくお世話になった方たちに「なんとか大学卒業して会社員になりました!」と、胸を張って宣言できる生活を、大学の友人に遅れること1年でスタートさせることに。。。そして馬車馬のように働きながら、長期的なキャリアを考えたら英語だなと。せっかく大学出てるのだから、留学するなら絶対に大学院だ!と決意。 というものの。。。大学時代の英語の授業はクラスで断トツの最下位。そして大学院留学を決意した当時のTOEFLスコアは400点台。これは一人ではどうにもならないな・・・と思っていたところ見つけたのが1979年からあるというTOFLE補習校・トフルアカデミー。調べたら、今もそのスクールはあるようです。まわしものではありませんが、20年前のことながら、確かにスコアは上がり、最終的には550点で留学許可を得ました。*550点=TOEFL ITPではCEFRのB2(Upper Intermediate) 話が長くなるので、入学までの経緯は別途記事にしますが、実は530点の時点で、ESL(英語補習クラス)と大学院の授業を並行して受ける条件付き入学を獲得。Certified取得も含め、なんとかニューヨークの大学院に入学できたのです。条件付き入学を獲得するために社会人になってからの仕事の成果や、クライアントやアイビーリーグを出ている方を社内で見つけて推薦状を書いてもらったり、まぁいろいろやりました。これもまた別途。ということで本題。 英語の「名詞の不規則変化」とは? 英語の名詞には、規則的に複数形になるもの(book → books、car → cars)と、不規則に変化するものがあります。これが、純ジャパにはなかなか厄介。 たとえば、以下のような変化があります:...
◇マーケティングは「機能」から「戦略」へ◇ 近年、マーケティングの分野では「パーソナライゼーション」が単なる機能ではなく、企業戦略の中核として位置づけられるようになってきました。特にB2C領域では、AmazonやNetflixのような企業がレコメンデーションエンジンを活用し、顧客の行動に基づいた体験価値の最大化を実現しています。 顧客は、どのチャネルでも「自分に合った体験」を当然のように期待しており、企業はそれに応えるために、データとテクノロジーを駆使してきました。一方で、B2B領域では、決裁権者の特定やキーマンとの関係構築など、属人的な営業活動が依然として主流となっており、時間と労力を要するアプローチが続いています。 しかしながら、2025年現在、AIとデジタル技術の進化により、B2Bマーケティングにも大きな変革が訪れようとしています。本記事では、AIとパーソナライゼーションがB2Bの顧客体験をどのように変えていくのか、そしてそれが組織や人材育成にどのような影響を与えるのかについて考察いたします。 ◇AIがもたらすB2Bマーケティングの変革◇ B2Bマーケティングにおいて、AIはすでにさまざまな領域で革新をもたらしています。代表的な活用例は以下のとおりです。 これらの技術は、従来の属人的な営業活動から、データドリブンな顧客体験設計への転換を促進しています。 製薬業界に見るDXとパーソナライゼーションの融合 製薬業界では、創薬・R&D・営業活動のすべてにおいてDXが進行しています。特にMR(医薬情報担当者)による営業活動は、AIとパーソナライゼーションによって大きく変化しつつあります。 ある製薬企業では、以下のような取り組みが行われています。 このように、B2Bでも顧客の文脈に合わせた情報提供が成果に直結する時代が到来しています。 AI時代に求められるマーケターのスキルセット AIがマーケティング業務を自動化する一方で、マーケターには新たなスキルセットが求められています。特に重要とされるのは、以下の3つの領域です。 企業はこれらのスキルを持つ人材を育成するために、社内研修や外部パートナーとの連携を強化する必要があります。 数字で見る成果と未来予測 AIとパーソナライゼーションを導入したB2B企業の成果は、すでに数字として表れています。 今後3年以内に、B2B企業の70%以上がAIベースのパーソナライゼーションを導入すると予測されており、競争優位の鍵は「どれだけ早く、どれだけ深く」AIを活用できるかにかかっていると考えられます。...