
「Mediaを複数形にするとMedias?」 マーケティングの現場で、そんなふうに口にしてしまったこと、ありませんか?私はあります。しかも何度も。 Mediumの複数形はMedia。これは英語の名詞の不規則変化の一例ですが、純ジャパニーズの私には、なかなか身体に染みつかない。帰国子女でもなく、英語圏育ちでもない。大学院だけニューヨークに行った私にとって、英語を「知識」ではなく「習慣」にするまでが長い道のりで、50代の今でも格闘しています。
今回は、そんな私のTOEFLスコアアップの奮闘記とともに、英語の名詞の不規則変化について、読者の皆さんと一緒に学んでいきたいと思います。今後もこの特集では、文法、読解、語彙など、TOEFL得点UPのポイントをシリーズで紹介していきます。
~TOFLE400点台からの挑戦~
大学卒業後、就職氷河期の真っ只中。法学部出身だった私は、ロースクールも考えましたが、学費や入学条件の高さに断念。調理師免許を持っていたので、居酒屋でのんびり働こうかとも思いましたが、幸いWEB制作でいくつか個人で仕事をもらっていたので、就職せずに個人事業者として業務委託のWEB制作仕事をしていました。その縁で、クライアントのうちの一社に契約社員として滑り込み・・・ようやくお世話になった方たちに「なんとか大学卒業して会社員になりました!」と、胸を張って宣言できる生活を、大学の友人に遅れること1年でスタートさせることに。。。そして馬車馬のように働きながら、長期的なキャリアを考えたら英語だなと。せっかく大学出てるのだから、留学するなら絶対に大学院だ!と決意。
というものの。。。大学時代の英語の授業はクラスで断トツの最下位。そして大学院留学を決意した当時のTOEFLスコアは400点台。これは一人ではどうにもならないな・・・と思っていたところ見つけたのが1979年からあるというTOFLE補習校・トフルアカデミー。調べたら、今もそのスクールはあるようです。まわしものではありませんが、20年前のことながら、確かにスコアは上がり、最終的には550点で留学許可を得ました。*550点=TOEFL ITPではCEFRのB2(Upper Intermediate)
話が長くなるので、入学までの経緯は別途記事にしますが、実は530点の時点で、ESL(英語補習クラス)と大学院の授業を並行して受ける条件付き入学を獲得。Certified取得も含め、なんとかニューヨークの大学院に入学できたのです。条件付き入学を獲得するために社会人になってからの仕事の成果や、クライアントやアイビーリーグを出ている方を社内で見つけて推薦状を書いてもらったり、まぁいろいろやりました。これもまた別途。ということで本題。
英語の「名詞の不規則変化」とは?
英語の名詞には、規則的に複数形になるもの(book → books、car → cars)と、不規則に変化するものがあります。これが、純ジャパにはなかなか厄介。
たとえば、以下のような変化があります:
単数形 | 複数形 |
---|---|
man | men |
woman | women |
child | children |
tooth | teeth |
foot | feet |
mouse | mice |
goose | geese |
person | people |
medium | media |
crisis | crises |
これらは、語源がラテン語やギリシャ語であることが多く、英語のルールから外れているように見えるため、覚えるしかありません。
「Media」は複数形?それとも単数形?
冒頭にも書きましたが、マーケティングの現場で「メディアを使ったキャンペーン」と言うとき、「Medias」と言ってしまう人も少なくありません。
しかし、正しくは「media」が複数形で、「medium」が単数形。つまり、「複数のメディアを使う」は “use multiple media” が正解です。
ただし、現代英語では「media」が集合名詞として単数扱いされることもあり、”The media is reporting…” のような使い方もあります。これは言語の進化によるもので、文脈によって使い分ける必要があります。
名詞の不規則変化を覚えるコツ
- ペアで覚える:man-woman → men-women、foot-tooth → feet-teeth のようにセットで記憶。
- 語源を意識する:ラテン語・ギリシャ語由来の単語は変化が独特。
- 例文で覚える:”The children brushed their teeth before bed.” のように文脈で定着。
- 間違いを恐れない:Mediasと言ってしまっても、気づいて直せばOK。間違いは学びのチャンス。
ということで、自分の備忘録としても英語の文法に再確認とTOFLE/TOEICスコアアップについては記事にしていきたいと思います。
次回は、TOEFL得点UPに直結する「動詞の時制と不規則変化」について、私の体験を交えながら紹介します。どうぞお楽しみに!
~MEDIA50s語学・留学特集シリーズ予定~
- 名詞の不規則変化(今回)
- 動詞の時制と不規則変化
- TOEFL読解のコツ
- スピーキングで差をつける表現
- 留学後のキャリア形成と英語力
ご感想やご質問があれば、ぜひコメント欄へ。次回も一緒に学びましょう!
参考:名詞の不規則タイプ別一覧
